2022/09/03
皆様お元気ですか。
スピリチュアルカウンセラー久美子です。
先日、突然の電話に戸惑いながら私は
電話を取った。
電話の声は、40年前に出会った人。
私はその方の電話が何度きても着信を
避けていましたが、その日は心の中で、
避けないほうが良いと聞こえた。
電話の声は、昔、私がドライバーの
バイトをしていた社長の声でした。
突然どうしましたか?何かありましたか?
と私は言った。
彼は必死に声を出すような絣声で、
久美ちゃんに生きているときに、
声が出せるときに、謝りたかった。
私はもう命の時間があまりない。
脳梗塞になって、3か月入院しているんや。
そう言いながら、私の声を聴きたいと
言った。
何を私に謝りたかったのか!私の
ほうが、感謝して生きてきたのにと、
心が思う。
思い出せば、彼との記憶の時間が
あれから40年も過ぎたのかと、
時の流れのに驚く。
私の弟も良く可愛がってくれたので、
恩人だと思っていたのに、彼は
私に泣きながら謝っている。
彼が会社を立ち上げた時、私は
自営業もしながら、朝から
バイトもしていたので、会社の
資金が足りないときに、
300万円会社に貸したことが
あった。
当時は、とにかく働く事以外
興味のない私だったので、
なのに彼はそんな私を裏切る
ような行いをしたことを
忘れていなかったようで。
彼の人生は、幸な結婚生活だと
思っていたのに、そうでは
なかったようで。
何故、あの時久美子にプロポーズ
しなかったのか魔が差したと
彼は言った。
私は謝っていただく必要もないので、
早く元気になってください、と
伝えると、
ありがとうの言葉を何度も、何度も
泣きながら私に言った。
電話を切って、私は思った。
人は命の最期を予感すると、長い事
自分が犯した罪の懺悔を思うのだろうと。
彼の人生は好きな生き方を自由に
楽しんだ人生だったと思うので、
幸だっと思う。
しかし、死の直前になって、
久美子との人生を選択しなかった
ことに、思い残しがあったんだろう。
だから、人生で一番辛かった
時期に、私から支えられた感謝の
思いを、伝えたかったと思った。
お互いに朝から夜中まで必死に
なって働いた時期は、本当に毎日が
笑いが絶えないほど楽しんだ。
私は仕事が大好きで、仕事を
とても愛し、
仕事に感謝する言葉を彼によく
言っていたので、
彼自身も仕事人間として楽しんでいた。
楽しい思いでしかないのに、感謝しか
なかったのに、
人生って運命のいたずらのような事も
あるのだと思います。
今、振り返って、昔は本当に全てに
楽しんだから、
今日の私が生きることを楽しんで
います。♥